予備校のメリット
医学部に合格する人の多くは浪人を経験しています。もちろん現役で合格する人もいますが、やはり浪人で1年しっかり勉強してきたという人は強いのです。1人で勉強していたという人は少なく、そのほとんどが予備校を利用しています。
予備校と塾の違いは、端的に言えば生徒が現役であるかそうでないかというところにありますが、やる気の違いも多いにあります。
もちろん塾やその形態によりますが、傾向としては予備校の方がやる気に満ち溢れています。塾は、まだ「親に行かされてる」という自分の主張が通らない子どもが通っている場合もかなり多いので、やる気度で言えば仕方なしに行ってやっているという気持ちの人が周りに悪影響を及ぼしているケースもあります。
また、個別指導塾もありますが、ここは学校のような集団ではわからないからという、比較的学力の低い人たちが通うマンツーマンに近いところなので、賢い人にとっては物足りないものとなることもあります。
勉強は、先生がいくら教えても、本人にやる気がなければどうすることもできません。反抗期に差し掛かっていると、どうして勉強するのかという疑問を常に持ち、親に無理矢理行けと言われている人の特徴が丸裸になっています。
予備校も親の期待により行っている人もいますが、多くは自分の意思で行ける人たちです。だから塾のように周りのやる気のない雰囲気に飲み込まれる心配というのはほぼないといえます。手取り足取り勉強方法を教えないといけない人というのは予備校には少ないので、先生もより高度な勉強をサクサクと進めることができます。集団授業であれば、わからないところは授業後に聞きに行くなどして対策を上手くとれば、模試の点数も上がることでしょう。